青汁をもっと知りたい

人工透析をしていても青汁を飲んでいい?

人工透析を行っている人は1日の摂取カリウム量を1500mgまでに抑えなければなりません。
そのため一日のカリウム量が多くなりすぎないように注意をしながら青汁を飲む必要があります。

青汁の種類によって1袋あたりにカリウムは少ないもので50mg、多いものでも80mgくらいしか含まれていないので、正しく飲んでいれば、青汁だけで高カリウム血症を起こすことはありません。
人工透析を受けている人が気をつけるべき食べ物としては、バナナやサツマイモなどがあります。
これらに含まれているカリウム量はバナナは約400mg、サツマイモは1本あたり900mgと青汁の数倍から数十倍のカリウムが含まれています。
そう考えると青汁のカリウム過剰摂取を心配する必要はなさそうです。

しかし気をつけなければならない製品が、飲みやすさが売りの青汁ジュースです。
そのまま飲むタイプの青汁ジュースには、飲みやすくするためにカリウム豊富なバナナが含まれている可能性があるので、使用されている原材料をチェックしてから飲まなければなりません。

また粉末の青汁を飲む時に牛乳に混ぜた場合、カリウム量が200mgを超えるので、1日の摂取量をしっかりと計算をしてから飲まなければなりません。
カリウムは野菜や果物に多く含まれているので、健康のために緑黄色野菜や果物などを食べすぎてしまうと血液中のカリウムの濃度が高くなりすぎてしまいます。
人工透析を受けている人がカリウムを摂取しすぎると不整脈や心停止などの深刻な症状が出ることがあるので、食事をコントロールして、栄養不足を起こさない程度に野菜や果物を食べることが大切です。

青汁には緑黄色野菜の栄養が凝縮されているので、一つ一つの果物や野菜のカリウム量を気にせずに毎日飲むことができます。
それでも気になる場合には、青汁は普通に牛乳で飲んで、野菜を食べる時には生では食べずに茹でたり、水にさらしたものを食べるようにすると、野菜に含まれているカリウム量を劇的に減らすことができます。