青汁をもっと知りたい

青汁の飲み過ぎは尿管結石を招く?

青汁は大麦若葉やケール、明日葉、桑の葉などの植物から作られています。
そのため、日常生活の中で食べられている葉物野菜と同じように尿管結石の原因とされている「シュウ酸」を含んでいます。

青汁の飲み過ぎによる尿管結石が起こりうると仮定した場合、野菜が大好きでシュウ酸が非常に多く含まれているホウレン草を毎日食べている人がみな尿管結石になっているのかというとそうではありません。
尿管結石というのは中年男性に多いとされていて、一生のうちでこの病気にかかる日本人の割合は15%とされています。
男性は40歳代に多く、女性は閉経後の50歳から70歳が多いとされています。

この病気の要因とされているのは、食習慣の変化です。
食事に占める肉や脂肪の割合が多ければ多いほどかかりやすく、この病気にかかった人の多くが動脈硬化になる傾向が強いとされています。
シュウ酸の過剰摂取も主な原因の一つとされていますが、大切なのは血液をスムーズに流して結石が小さなうちに体外に排出することなので、青汁を飲むことは水分摂取によって結石を排出し、さらに緑黄色野菜の抗酸化作用で全身の健康を維持するのでメリットの方が大きいとされています。

シュウ酸が多く含まれるものとしてホウレン草やチョコレート、紅茶などがありますが、カルシウムを同時に摂取すると腸からの吸収が抑えられるので、結石が出来にくくなります。
日本では尿管結石というと必ずシュウ酸が注目されるのですが、欧米では水分不足が原因だと考えられています。
イギリス国民健康保険ガイドラインでは、1日に1.5から2リットルの水分を摂取するように推奨しています。
また野菜や果物をたくさん食べることは尿の酸性度を下げて結石ができるのを防ぐとされています。

青汁は飲む時に水分補給もできるので結石を体外に排出することができます。
また、原料は野菜なので尿の酸性度も下がります。
さらに牛乳や豆乳で作った場合は、カルシウムによって結石が起きるのを予防することもできます。

尿管結石の原因に関してはシュウ酸や塩分、たんぱく質のとり過ぎなど様々なものがあります。
しかし野菜や果物をしっかり食べて水分補給を怠らなければ、この病気にかかるリスクを下げられるのです。